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「ホワイトロータス シーズン3」タイで癒す心と身体 “選択”と“再生”のバカンス ―おすすめ海外ドラマ

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キーワードにピンと来たら、ぜひ見てみてくださいね!

このドラマのキーワード

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「ホワイトロータス シーズン2」あらすじ・内容をざっくり

シーズン1はハワイ・オアフ島、シーズン2はイタリア・シチリア島。
そして今作 シーズン3の舞台は、タイ・サムイ島。

タイの高級ウェルネスリゾートにやってくる富裕層の人々。
それぞれの心の問題や過去を、東洋的なスピリチュアルの癒しを求めて滞在する。

自分たちの文化と異なるアジアの文化に、驚きや違和感を感じながら過ごすゲストたち。

何を信じるか。
誰を愛するか。
自分を許すか。
進むか、進まないか…
南国の美しい景色の中で、それぞれが人生の“選択”を迫られていく。

「ホワイトロータス」は、シーズンごとに舞台が変わり設定も変わる「アンソロジー」シリーズです。(一部の出演者だけ複数シーズン出てきます)

独断と偏見 ドラマレビュー

最初に…
このドラマは全体を通して性的描写が多いです。そういう雰囲気が苦手な方やお子様などには、くれぐれもお気を付けくださいね。


「アンソロジー」シリーズですが、シーズン1・2から引き続き出演者あり。もちろんキャラ設定もそのままですので、できればシーズン1・2を観てからのほうが内容の理解ができます。
誰が出るかはネタバレに繋がりますので、ここでは書かないでおきますね。

まず、今シーズンの一番大きなテーマは「宗教と精神性」。
舞台がタイなので、仏教をテーマにしてあります。
実は、シーズン3の舞台には日本も有力候補地だったとのこと。補助金の関係などで結局タイに決まったようです。

それにしても、もちろんこれはドラマなんだけれど、ナチュラルにアジア人やアジア文化を下に見てる人って、現実にもそこそこ多いんだろうな。
もちろんそれを皮肉った内容にしてあるんだけど、多かれ少なかれ日常生活の中でも感じたことのある人も多いのでは。
私も、日本在住の外国出身の方に英語ができないことでクスクス笑われたこと、あります。
…いや、ここ日本だぞ。
自分からその地域に行っておきながら、そこの文化を理解して溶け込もうとはしない。
このドラマで言えば、水かけ祭りなのに水をかけてくる子どもを毛嫌いしたり、英語が通じないと文句を言ったり。
そういうのを日本舞台でやられたら、もしかしたらちょっと辛かったかもしれない。

今シーズンを最後まで観終わって感じたのは、S1とS2は誰かに共感するような感覚で見ていたのと違い、今作は常に「あなたならどうする?」と問われていたように感じました。
例えば、シーズン1で描かれた「富裕層と庶民の価値観の違い」の続きとして、果たして庶民がいきなり富を得た時にはどうなるのか、ということも描かれていたりします。
いやまあ…そうなるかぁ~、みたいな…。
スッキリしないような気もするし、自分がその立場だったらどうだろうなーとか考えたりするわけです。

例えば40代女性3人組。
あぁ~、女3人ってややこしいよねぇ…こういう関係性って嫌だなあ…と思っていたら、
ラスト。
マジで!?この一週間あんな感じで過ごして、その言葉を選択するの!? …っていう。
本当にびっくりしちゃった。「自分だったら」って思わず考えちゃう。

ほかにも、「どう決断するか」というテーマも多く描かれたシーズンだったなと思いました。
ぜひ「自分ならどうするか」「自分ならどんな選択をするか」という視点でも見てみてください。

個人的には…
観終わってみて、正直なところ舞台が日本じゃなくて良かったなと思いました。

仏教・神道などの日本の宗教観って、なかなか理解しにくいかもと思うんですよね。日本人である我々自体がまずあまり「宗教」と思っていない。
日常生活に溶け込んでいる「文化」的要素とかアニミズム的要素のほうが大きいと思うんです。
今作の中では仏教は「ブッダに救いを求める」ものとして描かれていますが、日本だとそういう「一神教」的要素はほとんど無い。
だから、もし日本が舞台になっていたとして、同じように仏教を「ブッダに問いかけよう」「自分の内面を見つめて瞑想しよう」なんて風に描かれたら、「いや~、そうじゃないんだよなぁ!」ってちょっと醒めちゃてたかも…。
その違和感に目が向いて、ドラマの本質が楽しめなかったかも。アメリカのドラマを観てていつも感じる「ステレオタイプの違和感ジャパニズム」になっちゃう感じ。

でもまあ、「白人富裕層たちが、仏教やアジアに対して無知で、ステレオタイプで物事を見ていることを皮肉っている」というドラマを制作している人たち自体が、そもそもそっち側の人間なのだ…
みたいな強烈なブラックジョークにはなったかもしれない。

キャストあれこれ & 他作品チェック

シーズン3は私はあまり知らない俳優さんばかりでした。
でも、これから注目したい方がたくさん!

まず、タイのスタッフのムーナを演じたLisaちゃん。めちゃめちゃ癒し系で可愛かったですね~。
私、K-POPは全くわからなくて…、BLACKPINK(グループ名だけ知ってる)のメンバーとのこと。
これからも演技していってもらいたいですね。

裕福な一家の長男サクソンを演じているパトリック・シュワルツェネッガー。言わずと知れた“シュワちゃん”の息子さん。
“二世”ということのほうが、どうしてもまず印象としては大きい…。
彼自身も、こればっかり言われて結構辛いだろうなと思います。
今回初めて演技してるのを見たけど、思ってた以上に良かったなって。
最初は『典型的な金持ちバカボンボン』という感じでした。本当に嫌悪感しか感じなかった。
それが最終的には一家の中で意外に一番まともに見えるようになっていくという、その徐々に第一印象をひっくり返していく過程がなかなか良かったなと思いました。

そして、最後に、訳あり年の差カップル?の彼女のほう“チェルシー”を演じた、イギリスの女優さんのエイミー・ルー・ウッド。
このドラマで初めて知った女優さんですが、キュートだった~!
いわゆるゴージャス・完璧な美しさというのではなく、親しみやすい雰囲気っていうのかな。
これから、イギリス作品含め注目していきたいと思います。

どこで見られる?

私の視聴環境の「Hulu」「UーNEXT」「アマゾンプライム」で見られるか書いていますが、全シーズン配信ではない場合もあります。終了している場合もありますので、詳細は各VODサイトにてお確かめください。

本ページの情報は2025年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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yam

仕事や家事、育児、介護に追われつつ約15年間、ひたすら海外ドラマを見続けるアラフィフ主婦「yam」です。
新旧・ジャンル織り交ぜ、独断と偏見でキーワード・レビューとともにオススメ海外ドラマをご紹介します。
※ネタバレはありません。

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